だけど、そんな自分も決して嫌いじゃないんだぜ!
TCB jeans:TCB20's

大昔に作られたリーバイスのヴィンテージジーンズを彷彿させるようなデザイン。
こういうのを好むようになったら結構重傷だ。
ジーンズに限らず洋服でヴィンテージやそれを模倣したデザインを好きになると、後は沼の底へまっしぐら。
マニアックでディープで果てしない底なしの沼に沈み、きっともう二度と普通の世界には戻ってこれない。
写真のいかにもレトロな・・何十年も前からタイムマシンでやってきたようなTCB20'sは、
まだサスペンダーや尾錠を縛って穿くことが主流だった時代に初めてベルトループが付けられた
1922年のヴィンテージを参考に作成したモデル。
どーですかこのヴィンテージ感。さながらヴィンテージギターのようなヤレた雰囲気をプンプン匂わせていてたまりませんがな。
TCBジーンズは安易なトレンドに乗らず、昔ながらの王道ジーンズたちを独自の解釈でアレンジするのが得意なブランド(という印象)。
ちなみに生地はこのモデルのためだけに綿から別注したタテヨコ8番の12.5oz。
ヘビーオンスがトレンドのジーンズ業界において12.5ozはかなりライトオンスだ。
しかしヴィンテージを強く意識すれば15oz以下のライト〜ミドル級になるのが自然というもの。
染色もこの時代の特徴である青みの強いインディゴで染められており、美しくもオーセンティックなデニムを堪能できる。


こういう古臭い系のアイテム/ブランドを好きになったらいよいよ重傷だと思う。
人から見られてどうというよりも自分の異常なほどのこだわりを追求してナンボの世界になってくるので。
だが、約5年後に40歳になる私はこういうのもいつの間にか好きになってしまった自分も決して嫌いではない・・・んだぜ!